まちづくりを行う上で、自分なりに大切だと思うところをメモ書きいたします。
各会でさまざまな勉強(トレーニング)をさせていただいて、ある時期から自分なりの考え方が出来てきました。その考え方は正解や不正解などはないと思うのですが、これまでの先輩や先人の皆様が築き上げてこられた知恵や手法を私も学び、その上で自分の経験をふまえ考てのことですのでご了承ください。
まちづくりを行う上で重要なことは、現在まちで何が困っているのか、何が問題とされているのかに対し、それを解決するために事業を行うことが、住民の理解、並びにまちづくり事業となる。ということです。
城崎温泉のまちづくりも、「水害に強いまちを」「災害に強いまちを」という観点からまちが変化し、その上でその変化させる事柄をどのように観光に発展させるか、未来につなげるか、によって今のまちが出来ていることを教わりました。
まちづくりの基本の流れとしては、
1、調査
2、分析
3、企画
4、行動
5、評価
の流れとなると考えてます。
「1、調査」
ですが、まちに対して、ひとに対しての取り組みを行う際、今、現在まちやひとにはどのような問題や不満がおきているのかを調べる必要があります。この調査の結果に対して事業を行うことが最善の方法であり、良き方向性を出してくれる目安をつかむことが出来ます。調査をせず企画行動をすると自己満足的な結果となることが多いと経験上感じました。
「2、分析」
ですが、調査で出てきた問題に対し分析をすることは必ず必要となってきます。どのような要因があるのかを分析し、ものに対して事業を行うべきなのか、ことに対して事業を行うべきなのか、また心に対して事業を行うべきなのかなどのことが決定されます。
「3、企画」
ですが、調査分析で出た結果をもとに問題や不満が解決できるために企画を行います。解決するためには、なぜその事業を行うのかに対する主旨と目的が必要となってくると思います。
「4、行動」
ですが、企画をしても行動しなければ意味がありません。この企画まで行う方々は多くいるのですが、いざ行動まで実行することは大くの体力や時間を必要するため少なくなります。また、立派な考えや企画を考える人よりも、実際に実行する人のほうが、尊敬できる人であると私は思います。
「5、評価」
ですが、このことも大切な要素です。「行動をおこしてそのまま」ではなく、さらに次につなげるために、また自分自身のためにも評価を行い、次のための基準を作っておくことが大切だと思います。その方法としてよく用いられるのか「報告書」であり「調査研究のまとめ」などの事業であります。
このような循環(サイクル)が大切だと私は思いますし、まちづくりを行う上での基本だと思っております。